大切なことは？
こんにちは。作業療法士の大屋です。先日桃山学院大学の「精神科リハビリテーション論」という授業のゲスト講師をする機会をいただきました。精神保健福祉士を目指す学生さん20名程が対象でした。
初めて伺ったのですが、構内にカフェがあり、歴史のある学校ながら校舎はおしゃれできれいでとても心地いい雰囲気でした。そんな環境が当たり前にある学生さんが羨ましく感じました。
今回の講義では作業療法って何？どんな役割があるの？という話を中心にさせていただきました。作業療法では、その人にとって生活していく上で、大切なことをできるようになるためにはどうしたらいいか？ということを考えます。
学生さんにも自分の生活の中から大切なことを考えてもらいました。すると「アルバイトをしていて、やりがいがある。やった分だけ評価してもらえる」「家で筋トレをしている。気分転換になる」などといったことが挙がりました。私は「ラーメン屋でラーメンを食べる」かな？
貴方の大切なこと、大切にしていることは何ですか？もしそれができなくなってしまったらどうしますか？そのようなときに一緒にどうしたらいいかを考えて、支援するのが私たちの大きな役割です、というような話をしたような気がします。（⇐フワフワしていてはっきり覚えていない）
講義は約90分あると思って欲張りすぎて、時間が足りなくなったのが反省点です。それでも受講した学生さんの感想を拝読すると、「作業療法士は何か作る人だと勝手に思っていたが、奥深い職業だと知った」「OT（作業療法士）は地域で生活を送っていくために必要な支援だと思った」「作業療法士が精神面でも関わっていることに驚いた」「精神保健福祉士ととても深いつながりがあると思った」などといったコメントがあり、まず自分のしている仕事に関心を持ってもらえたことが嬉しかったです。
これからも多くの方の力になれるよう、そのために多くの方に作業療法のことを知ってもらえるようにがんばりたい！と思いました。