しもやけ(凍瘡)について
あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
昨年12月は雪が降ったり寒い日が続きましたが、年が明けてからは良いお天気が続き比較的暖かく感じますね。
さて、今回はしもやけ(凍瘡)についてお話します。
子どものころに経験した方もいらっしゃるかもしれませんね。
暖かくなってきたら治ると治療されない方もありますが、春がきて必然的に治るものではなく、放置してしまうことで悪化の可能性もあります。しもやけには2種類あり、学童期に多いもの、大人から高齢者に多いものがありますが、今回は大人から高齢者に多くみられる多型紅斑型しもやけに注目します。
これは四肢末端部(手足の指先)に多くみられる傾向にあります。体質も関係するため一概には言えませんが、これは年齢とともに動脈硬化や血管の狭小化が進むため末梢循環障害を起こしやすいためです。
症状としては手足末端に青紫色の斑点、紅斑ができます。悪化すると壊死(細胞の死)、潰瘍、水疱(水ぶくれ)、痂皮(かさぶた)の形成に繋がる可能性があります。
しもやけの原因は温度差、湿気にあるので、寒い外から暖かい室内に入ったり、濡れた靴や靴下(雨や足汗)を交換しない状態が続くと症状の改善は見込めません。
患部を温める、マッサージし循環を良くする、蒸れや濡れを除去する、窮屈な手袋や靴下は使用しない(血液循環を妨げない)を実践してみてください☆
症状が長引く場合、悪化した場合は皮膚科へのご相談をお勧めします。
一時的に処置が必要であれば是非一度当事業所へご相談ください。創部の処置として医師から許可があれば短期間の訪問も可能です!
まだまだ寒い日が続くことが予想されますが、皆様体調に気を付けてお過ごしください。