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「5月病」に注意!

若葉が萌え、さわやかな5月になりました。新学期や入社の時期がすぎ、そろそろ緊張がほぐれる頃なのに、「無気力で勉強や仕事に身がはいらない」「集中力がない」「強く疲労を感じる」など、このような症状がでてきたら要注意です。

 

5月病とは良く知られた言葉ですが、正式な病名ではなく俗称です。激しい入学試験をパスした新入生が、ゴールデンウイーク明けに無気力な状態になることから名付けられました。このような現象は5月だけでなく、夏休み後の9月にもみられると言われています。

 

・心と体が発するSOSサインに気付づこう

 5月病に限らず、ストレスがたまってくると、心身は適応能力の限界を超え、心や体になんらかの変調や症状が現れてきます。どれも特別な症状ではないため、見逃してしまいがちです。自分では気づかないこともあるため、家族やまわりの方が気づいてあげることが必要です。

次のような症状があったら注意しましょう。

  *具体的な症状

   (精神面)

    ・何もやる気がでない

    ・根気がない、何をするのもおっくう

    ・将来の目標や進路の喪失感など

    ・不登校や出社拒否

   (身体面)

    ・感冒症状 

    ・食欲不振、下痢、悪心、吐気、腹痛など消化器症状

    ・睡眠障害、頭痛、めまい、動悸などの自律神経症状

   (行動面)

    ・お酒やタバコの量が増える、過食

・予防方法

 *ストレスを前向きにとらえよう

  悪いことばかりではなく、試練を自分が成長できるチャンスととらえる

 *愚痴を聞いてもらおう 

  嫌なことはためこまない、家族や仕事仲間以外に悩みを話せる友人がいると心強い

 *完ぺき主義は捨てよう  

  新しい仕事や環境では失敗はつきものと考え、気を楽にもつ

 *自分に合ったストレス解消方法を

  入浴、森林浴やガーデニング、旅行、音楽、趣味など

 *できないことはできないと言おう

  無理に頑張らない、何もかも自分一人でやろうとしないで助けてもらおう!時には逃げ出すこ

とも必要

 

SOSに気づいたら、早めの対処が必要です。通常5月病は一過性ですが、ストレスをためたままにしておくと、うつ病や心の病の引き金になってしまうこともあります。まずは十分に休養をとって心を休めることが大切です。